筋肉をうまく動かすこと

筋肉は鍛えれば大きくなります。

しかし、大きくなった分、

パフォーマンスが上がるわけではありません。


もともとの筋繊維が10個だとします。

トレーニングをして、筋肉を大きくして

100個に増えたとしても

10倍の力が出るわけではありません。


もともと50キロのものを

持つことができていたとして

トレーニングして100キロのものを

持てるようになったとしても

単純に考えて2倍しか力は増えていません。


そして、今まで10個の筋繊維で

50キロを持ち上げていたのに

100個の筋繊維で100キロを

持ち上げていることになり

筋繊維1個あたりの仕事量は下がっています。


しかも筋繊維が100個に増えると

エネルギーもその分必要になるので

栄養や酸素の消費はかなり増えます。


暑い時期であれば

筋肉を使うことで

からだが酸素不足になり

本来脳にいく酸素が少なくなって

熱中症の症状になりやすくなります。


しかし、筋肉が悪いわけではないのです。

今までは筋肉を伸縮させて、

からだを動かしていました。

筋肉が主導でからだが

動いていたということです。

靭トレは靭帯を誘発させて

連動してからだが動きます。

からだが動くのだから

からだの中にある筋肉も

もちろん結果的に動きます。


筋肉をえいっ!と力任せに動かしたり、

鍛えるのをやめても

筋肉はからだに必要な分の動きを

自然としてくれるということです。

ということは、

筋肉に無理させなくても

必要な仕事をしてくれるということになります。

とても効率的になります。


草むしりを手でしなくても、

芝刈り機を持っていてで

それで楽に刈れるようなものです。

靭帯を誘発してからだを動かすこと、

それは筋肉を正しく楽に

うまく動かすことにも繋がるのです。


そして、

からだを正しく動かせるようになると、

余分だったものがなくなっていき、

シンプルなからだになります。


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